Rainbow Type Xのココロ

 全国のクルーザーファンの皆様、だらだら走ってますか。じっとりと暑い日が続いてます。まだまだ短パンにTシャツが基本です。クルーザーにぴったしですよね。


さて、おかげさまで先週お知らせしたRainbowの新シリーズTypeXは、大好評をいただいておりうれしい限りです。
今回はそのTypeXの魅力を、もう少し掘り起こしてご紹介したいと思います。


TypeX Logo


前回お伝えしたようにTypeXでは、新しいクルーザーの魅力を引き出すことを命題にしていました。
私共がPCH101シリーズで大切にしているオーセンティックな美しいクルーザーバイクの魅力、それはある意味永遠のものであると信じています。
しかし、それだけがクルーザーの魅力であるはずがなく、コンテンポラリーなファッションとシンクロしたクルーザーも、刺激的でカッコよいのです。
TypeXで私達が表現したかったのは、そういうカッコ良さであります。さらに「カッコ良さは必ずしもお金がかかるものではない」ということも併せ持たせたかったのです。


BKxORG Side



この価値観は、湘南のサーフィンカルチャーを形成する重要な要素のひとつであるともいうことができます。
日本の一地方都市である湘南エリアは、独特のカルチャーを醸成しています。今も昔もコアなサーファーは「リッチ」とは縁遠い存在です。波にあわせて生活しているのだから、ある意味当然とも言えます。しかし彼らは昔から、なぜかファッションのセンスが非常に鋭っていました。
こうしたサーフィンカルチャーが、湘南のおおらかな土着文化と融合したのが、現在の湘南カルチャーであると思います。私共Rainbowが生まれ育った地でもあります。

TypeXでは、サーフィンでの使用を十分に考慮してデザインしました。たとえば、サーフボードキャリアST03の取り付けやすさであるとか、砂に強いハブブレーキの採用などです。PCH101シリーズでもそうですが、こういった「波乗仕様」は、案外一般の使用でも役立つものであったりします。


BKxGRN Side



また、これも重要なことですが、TypeXは「匿名性」を持たせました。これは、個性を主張するオーナーが所有する場合のことを考え、できるだけブランドの主張を小さくしたということです。デカールはトップチューブにちょこんとあるだけ。しかも、剥がせるようになっています。これを剥がして、好みのステッカーを貼ってしまえば「マイオンリーバイク」の完成です。これは、「ブランドのネームを前面に押し出すのではなく、乗る人の個性を押し出していく」というTypeXならでは思想に基いています。ある意味でTypeXはカスタムのベース車両のような存在であるということです。


BKxBLU Side


自転車カルチャーが浸透し来つつある昨今、従来のような「乗れればなんでも良い」という世の中から、「自転車も個性を謳う時代」に突入しております。
ファッションにおいて「特別目立ちたいわけではないが、人と同じは嫌だ」と思う人が多いように、自転車も個性を主張し始めるわけです。
これが自転車の個性化の始まりであり、カスタマイズの源泉であると思います。TypeXの一見、何の変哲もなさそうな感じは、所有する人のセンスを盛りこむベースとなるわけです。

ブランドとしてのRainbowのネームが小さく残っているのは、私共が品質に持つ自信と誇りであります。TypeXは、新しいRainbowのカオであり、オーナーの自己表現の一部でもあるわけですが、同時に技術と思想をしっかりと持った一流の自転車である、と小さく主張しているわけです。その上で「新しいRinbowのカオ」たるべく、まったく新しいロゴを用意しました。


BKxPK Side



各部を見ても、細かく感じていただけることと思います。たとえばショートフェンダー、熱処理されたワンピースクランク、フラットなペダルなど、クルーザーバイクの昔と今をよく考えてデザインしています。
乗りやすく、いじりやすい。価格を意識して、豪華な装備は排除しました。だから、シンプルでクール。



WHxRD Side


現在、弊社内ではTypeXの時期ロットに関して議論されています。まず、レディスモデルを出すべきか。また、スペックは、価格は、今のままで良いのか。
あらゆる可能性を検討し、TypeXの世界を広げていこうと思います。



J / Rainbow