震災から1年。

あの大きな災厄から今日で一年がたちます。
その間にあまりにも多くのことがあり、まだ一年しかたっていないのかと卒然とした感覚を持ちます。
日本に住む人々、一人ひとりに大きな爪あとを残し、皆がかつてない経験を余儀なくされました。
自分の人生と言う縦軸、今生きている人々と言う横軸、二つの軸によってあらわされる図式の中に「人間の生きる力」と言うことを強く印象付けられることが多くありました。

昨夏、福島県郡山市にあるお取引先の方と話しているときに出た話です。その方は、復興支援イベントの企画のお仕事をしているときの話としてお話くださったのですが、「イベントのバナーやら看板やらに”Remember 311”って書いてあってね、ものすごく不快な感じがして、すぐ消してもらったよ」と、そして続けて「東京の人、関西の人、みんな何か特別なことをするんじゃなくて、みんなができる一番得意になことをしようとする姿が一番励みになるんだよね」と。
自分はしばらくたってその言葉を考えているときに、「生きる力」とは何か、と言うテーマと相通じる感覚を得ました。
以前読んだ本にあった言葉で、「人間は希望があれば生きていける。明日はもっと良くしてやるんだと思えば生きていける。」という言葉を思い出しました。絶望の淵から我々を救い出せるのは、明日を考える力であると。

震災から一年、「自分たちができることを精一杯やろう」と突っ走ってきました。私共の何かが、どこかで誰かの心に火を灯すことができれば、それが我々のレゾンデートルであると信じて。
そして、これからも。


J / Rainbow